はじめに
2020年12月31日にJanne Da Arcのシルビアの演奏動画をアップロードしました。
Janne Da Arc全曲弾いてみたシリーズの第三弾でしたが、3回目にこの曲を選んだことを後悔するくらい難しかったです…。
今からこのシリーズをまた0からやり直すとしたら3回目には選ばないですね…。
そんなシルビアの演奏ですが、動画内コメントでも多々解説していますが、このブログでもまとめようと思います!
全体的な難易度
非常に難しいです。
難易度が低めな部分がパワーコード主体のBメロとサビくらいしかなく、このセクション以外は気が抜けない演奏が続きます。
イントロ、アウトロ、(間奏)
両手タッピングによるリフがこれらのセクションで登場します。
本楽曲を象徴するこのフレーズは左手がポイントです。
私はそうだったのですが、左手のタッピングで音を出し続けることにあまり慣れていないと段々と左手のリズムがずれていくような気がします。
左手に意識を向け、リズムに遅れないようかなり注意して演奏していました。
僕の演奏動画ではイントロとアウトロでしかこの両手タッピングを弾いていませんが、CD音源では1回目のサビが終わった後の間奏でも両手タッピングフレーズが登場します。
余談ですが、Janne Da Arcの印象的なギターリフというと、僕は真っ先にこの演奏が思い浮かびます。
非常に独特で聴けば一発で分かる素晴らしいリフです。
Aメロ
アルペジオっぽいフレーズが続きます。
途中で16分の速弾きっぽいフレーズが登場しますが、ここは曲中に何回も登場するので繰り返し練習あるのみです。
1回目と2回目のAメロの最後はそれぞれ違いますが、そもそもここの部分の採譜にあまり自信がありません…。
何となくこのように弾いているのかなとは思いましたが、参考程度にしていただければと思います。
Bメロ
ミュートをかけたパワーコードを鳴らすセクション。
演奏そのものは非常にシンプルな演奏なので特筆することはないのですが、ルート音を弾いているだけなのか、パワーコードなのかは迷った記憶があります。
最終的には音に厚さを出していると思い、演奏動画のようにパワーコードをミュートしている譜面と判断しました。
サビ
最後のサビ以外は2分音符のパワーコードを鳴らすのみです。
シルビアの中では一番難易度が低く、ここが出来ないのであれば他のセクションに挑戦も難しいと思います。
最後のサビは2006年のさいたまスーパーアリーナ公演のようなパワーコードと16分のブリッジミュートを組み合わせたフレーズを弾いています。
BPMも134と特別速くはないのでここも難易度は高くないと思います。
ちなみに原曲のサビは2002年の100thライブで確認した限りは指弾きを絡めて何かのフレーズを弾いているようですが、僕の耳だと聴き取れなかったです…。
間奏
パワーコードとブリッジミュート主体の演奏。
ところどころに入るブリッジミュート以外の音は高音弦を弾いていると判断しました。
意外とここは難しいですね…。
間奏の後半部分はパワーコードを弾くだけなので難しくありません。
ギターソロ前間奏
81小節から84小節までのセクション。
変拍子っぽいフレーズを弾いていて、プログレ的な要素があります。
休符やミュートがシビアで、弾けそうで弾けないフレーズのひとつです。
84小節目はドラムがどこどこ派手に叩いていて、その影響でギターが聴き取れなかったのですが何となく採譜した感じかなと思います。
BPM134の6連符はなかなか辛いのですが、ここが出来ないとギターソロ後半も太刀打ち出来ないと思います。
ギターソロ
大きく3部に分かれます。
記事公開時点で演奏済みのジャンヌの弾いてみた動画では、最高難易度のギターソロだと思います。
もっとはちゃめちゃな難易度のギターソロは多々ありますが、このギターソロの難易度が高いことがあまり触れられないことが不思議です…。
キーボードユニゾン
キーボードとのユニゾンでメロディーを奏でるフレーズです。
ところどころに速弾きが入ってきますが、この部分の難易度はそこまで高くないです。
ピッキングによる速弾き
キーボードとのユニゾンは終わり、ギターのみの速弾きとなります。
速度はそこそこですが、規則性のあるフレーズを2回繰り返す演奏のため、弾きづらいことはないかなと思います。
キーボードユニゾンと違い、ひたすら16分の速弾きが続くため、こちらの方が難易度は高めです。
レガート下降
本楽曲の最難関フレーズです。
正直なところ採譜にあまり自信はないのですが、おおよそこのような感じだと思っています。
ゆっくり目のテンポで弾いて、全体像を掴んでから少しずつテンポを上げていく王道の練習方法が良いですね。
私も最初はBPM50とかから練習していました。
余談ですが、ここの部分は動画アップロードのために練習をしている時は何回も採譜し直していたことを未だにはっきりと覚えています。
記事公開時点では一番採譜に苦労したのもここです…。
アウトロ
大きく以下の3つを8小節ごとに演奏しています。
- 16分ブリッジミュートの刻み
- 間奏で弾いたパワーコードとブリッジミュートの組み合わせ
- イントロで登場した両手タッピング
ひたすら1つの演奏を続けるのも1つの手ですが、アウトロが長く続くので、メリハリをつけるという意味で少しずつ演奏を変えた方が観客側は飽きないかなとは思います。
今からシルビアの演奏をやり直すとしても、↑と同じような演奏をします。
両手タッピングを取り入れる場合、その前にグリスとかで少し間を持たせることがポイントかと思います。
実は演奏動画の139小節の4拍目8分裏はグリスをしていて、譜面と少し違う演奏をしています。
この早さで切り替えが難しいようであれば4拍目を丸ごとグリスにするとかも良いかと思います。
まとめ
- Bメロ、サビを除いて全体的に難しい演奏が続く
- 特にギターソロは超高難易度
- ギターソロ最後のレガートフレーズが鬼のような難易度!