【Janne Da Arc/feel the wind】ギター解説

曲分析
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2023年5月19日にJanne Da Arcのfeel the windの演奏動画をアップロードしました。

2023年4月14日にも短編版を公開しています。

この曲はゲームアドバンス用ソフト『ロックマンエグゼ2』のCM曲として起用されました。
CMを見て「すごくいい曲だな」と思ったことを今でも鮮明に覚えています。
Janne Da Arcで最も古い記憶で、この曲がきっかけとなりJanne Da Arcのことが好きになりました。

ロックマンエグゼの移植ソフトの発売を兼ねて、今回この曲を演奏しようと思いました。

コピーをしてみて感じたことなどをこの記事にまとめます!

全体的な難易度

BPM:155
キー:C

Janne Da Arcの曲の中では割と簡単な部類と言われていますが、それでも細かい動きが多く油断は出来ないというのが私の印象です。

ただ、ギターソロは他の曲と比べて弾きやすいと思います。

イントロ

CD版だとyasuさんの歌声のハーモニーによる始まりですが、今回はライブ版のスタートを参考にしています。
ギターはオクターブ奏法でメジャースケールを上昇していくように聴こえたので、そのように演奏しています。

最後のFコードだけパワーコードで弾いています。

リフ

16分カッティングと単音リフを混ぜたフレーズ。

BPM155での16分カッティングはなかなか早いです。

単音への切り替えがなかなか難しく、割と最後まで練習していた箇所の一つです。

最後のサビで転調があり、そのままアウトロへ行く影響でこのリフも最後には半音上を弾くことになります。

それ自体はあまり大きな影響は無さそうですが、ひたすら繰り返し同じフレーズを弾くのもなかなか難しいので要注意です。(実際、アウトロ部分で一ヶ所分かりやすくミスってます)

ギターはもうひとつ、パワーコードを中心とした演奏をしているパートも原曲では収録されています。
こちらの方が比較にならないくらい簡単です。

youさんはJOKERツアーではこちらを弾いていますね。

Aメロ

8分のブリッジミュートフレーズ

主にコードトーンを弾いています。

パターンが固定されていて、速さも求められないので、この曲で一番簡単なセクションです。

Bメロ

高音弦によるコード弾き、オブリガードなど。

コードに合わせて1〜4弦を演奏しながら、ところどころでフレーズ(オブリガード)を入れます。

特に難しいのは30小節などのCコードのオブリガードです。
CDで聴いていても印象的な部分ではないでしょうか?
速弾きフレーズで、おおよそ採譜したように弾いているように聴こえます。

個人的にはギターソロの速弾き以上に難しいです。
瞬間的に出てくる速弾きなので…。
運指は非常に分かりやすいのですが、速度が求められます。

Bメロ最後36小節のGsus4→Gは、6弦ルートのポジション(5弦5フレット、4弦5フレット、3弦5フレット)で弾いている気がしたのですが、その前の繋がりから4弦ルートの方が弾きやすかったので、動画の通りに採譜しています。

気になるようであれば、上記の通りにポジションをずらして弾いてください。

サビ

コード弾き、オブリガードなど。

Bメロ以上にポイントとなる部分が多いです。

38小節などは16分のブリッジミュートによるフレーズです。
聴きづらかったので、採譜ミスしている可能性もありますが、おおよそこのような動きをしているように聴こえました。

私が16分のブリッジミュート弾きが苦手だからですが、ここは難しかったです…。

その後の40小節は1拍目と2拍目はオクターブ奏法でカッティングしているかもしれませんが、この場合さらに難易度が上がるので、単音カッティングとオクターブ奏法を組み合わせる形で演奏しています。

42小節などのGコードの時のブラッシングは低音弦、コードは高音弦を弾いているように聴こえました。

43小節~44小節のC→C#dimの進行はコードトーンによる単音フレーズです。
スライドなどの細かい動きをスムーズに出来るかが鍵となります。

サビの最後はミュートしながら高音弦を弾いています。

間奏

コード進行に合わせて1拍目の音が変わるだけで、2〜4拍目のフレーズは変化がないように聴こえました。

2~4拍目は2回ずつ音を弾くのではないのかもしれませんが、勢いを付けることも考えて動画の通りに採譜しています。

ギターソロ

プリングを多用した速弾き→メロディー→スライドやプリングを多用したレガート風フレーズ

という流れです。

原曲はいろいろな音を重ねているように聴こえましたが、ライブ版を元に採譜しています。

プリング多用の速弾き

101~103小節

ここがfeel the windのギターソロでは一番目立つのかなと思っています。
慣れれば意外と楽に弾けます。

メロディー

104~106小節

104小節の2拍目の1弦12フレットと15フレットはCD版だと結構絶妙な感じに弾いていて、ツールでBPMを落として聴くとミスタッチのようにも聴こえます。一発録りだったんですかね?

映像化もされていてライブ音源も存在する『Live Infinity 2002』でははっきりと弾いているのですが…。

106小節の2拍裏の2弦8フレットは前後のフレーズ的に音を短くしがちなのですが、音符通りに弾くと原曲のニュアンスに近づきます。

レガート風フレーズ

107~108小節

ハンマリング、プリング、レガードを多用して下降していくフレーズです。
音符が全体的に中途半端な採譜となっていますが、私にはこのように聴こえました。

ちなみに、『Live Infinity 2002』では、もっと分かりやすい形でずっと下降していく弾き方となっていました。

採譜しておいてあれですが、今後この曲を弾く場合はこのライブ版を参考に演奏するかなと私自身思います。

キーボードソロ

ギターはパワーコードを弾いているだけなので、解説するところは特にありません。

転調後のサビ〜アウトロ

半音上がる転調のため、ギターとしてはそのまま半音上のフレットを弾けば済むため、だいたい転調前と同じ感覚で弾けます。

転調前とは違うフレーズを弾いているように聴えたところはサビ部分の

  • 16分のブリッジミュートフレーズ
  • 単音&オクターブ奏法のカッティング
  • サビ最後の高音弦のミュートフレーズ

などです。

特にカッティングは、オクターブ奏法とブリッジミュートを組み合わせただけのシンプルな弾き方になっています。

転調前のサビの方が個人的には難易度は高いように感じます。
転調前のサビが弾けたら、このセクションも弾けるのではないでしょうか?

演奏終了について

シングル版ではフェードアウト。

アルバム版およびライブ音源ではC#を弾いて終わります。

短編ではシングル版、フルサイズではライブ音源版を参考にして演奏しました。

ずっとカッティングし続けた後にいきなりC#のパワーコードを弾くのはなかなか難しいので、1拍分グリスを入れても良いかもしれません

まとめ

  • カッティングが多用されている
  • サビはかなり動き回っていて忙しい
  • ギターソロは(Janne Da Arcの中では)取り組みやすい
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