2022年10月27日に発売されたスターオーシャン6 THE DIVINE FORCEを(ようやく)クリアしました。
スターオーシャンシリーズが無ければ今の私は存在しないと思っているくらい愛着のあるシリーズです。
その割には5は積みゲー化していたり、6もクリアまで1年くらいかかったりと本当なのか?と疑う要素がありますが 笑
長い時間かけてようやくクリアしたので感想などをまとめようと思います。
ネタバレ要素がたくさんあるためまだプレイしていない方はご注意ください!
ちなみにですが、本作はスターオーシャンファンはもちろん、スターオーシャンを知らない方にもおすすめ出来る作品となっております!!
前提
- シリーズ初プレイ作品はスターオーシャン ブルースフィア
- その流れでPS版SO2、PS2版SO3…とプレイ
- SO5のみほぼ未プレイ
- SOAもプレイ済み
ストーリー
レイモンドを選択して進めたのですが、失礼ながらスターオーシャンシリーズとは思えないくらいよかったです。
起承転結がしっかりしていて、各キャラクターの描写や物語への関わり方、盛り上がり、終盤に向かうに連れて明かされていく謎など、明確なマイナスポイントは思い浮かばないです。
アスター4号星でのヴァイル帝国との決戦はSO3の対バンデーンを彷彿とさせるシナリオでしたが、SO3は理不尽な展開で終了するのに対して本作はしっかりと戦い抜いた後に新たな謎が出てきていたのが印象的でした。
歴代スターオーシャン と同じく、「スターオーシャン」というタイトルの割には大半が文明の発達していない未開惑星を主軸に置いていましたが、これにも個人的には納得する理由が設定されていて、最後までこの星が中心となって物語が展開されます。
キャラクター
本作をプレイするにあたり事前情報を全く見ないでいました。見る時間が無かったとも言えますが…。
ソフトのパッケージのメインビジュアルにいるキャラクターも大半が誰が誰なのかわからない状態でプレイしましたが、これはこれでとても良かったです。
ケニー家が関わっていることもプレイ中に知り、事前に公開されていた情報を見ていたらまた違う印象を受けていたと思います。
以下、キャラクター別に特に思ったことなど。
レイモンド
歴代主人公より年齢が年上に設定されていることや、すでに働いていることもあり、考え方が現実的で率先して動くリーダー気質がより強調されているように見えました。
ウジウジしているところはほとんどなく、自分の意見をはっきりと、ズバッと言うので終始安心してストーリーを進めることが出来ました。
歴代主人公の中でも一番好きかもしれません。
マリエル
個人的に本作で一番好きなキャラクターですが、同じ仲間である銀河連邦からでさえ割とボコボコに叩かれてされて不憫でした…。
成長も見られて良かったのですが。
彼女がケニー家の人間であると分かった時が個人的にSO6で特に盛り上がった瞬間の1つでもありますね。
戦闘面ではひたすらバーストエミッションを撃ち続けていました。彼女がいなかったらSO6はクリア出来なかったと思います。
JJ
隠しキャラですが、攻略サイトを見て仲間にすることが出来るようになる状態になったらすぐに仲間にしました。
過去にはエルネストやクリフなど、貫禄のあるダンディなキャラクターは何人かいましたが、そのどのタイプでもない、見た目通りの侍キャラクターはスターオーシャンシリーズでも特に強い個性だと思います。
過去作では容量の関係でだと思いますが、シナリオの中核にいる人物以外のキャラクターがストーリーイベントの会話に加わらなくなることもあり、隠しキャラクターであるJJもその例の通りあまりストーリーに絡まないのかと思っていましたが…。
実際には仲間になって以降もガンガン話に加わり、敵の主張を否定する立ち回りをしていてカッコよかったです。
戦闘においては一撃が非常に重い前衛キャラで重宝していました。仲間になってからは常に彼を操作していて、彼がいなかったらSO6はクリアできなかったです。(2回目)
クロエ
物語途中で退場すると思っていました。
レイモンドたちと合流したのが戦争が激化する直前だったのもあり、戦争に巻き込まれて死ぬのかと思った…。本当に申し訳ない。
出番はそこそこあり物語にしっかりと絡んできています。
メインキャラだけでなくサブキャラにもしっかりと役目があるのがスターオーシャン6の評価が高いポイントでもあります。
戦闘
かなり好評なようですが、個人的には慣れるまで時間がかかったことや、初見殺しがやたらと多かったのでそこまで好きではなかったです。
ただ、これは私が3D酔いがかなり酷いというのもあるかもしれませんが。
細かく書き残します。
システム
これまでと同じことをしても意味がないので違うことをしようとして、複雑になり過ぎている気がしました。
DUMAを使ったスピード感あふれる戦闘は確かに面白いといえば面白いのですが、スピード感という括りであればアナムネシスくらいシンプルな方が個人的に好きです。
サイトアウトなども結局ボス戦では使えないだろうなと思ってたら、案の定大部分において使えませんでしたし。
SO7があるのであれば、もうちょっとシンプルめが良いなと思います。
初見殺し
オーシディアス平原のボス戦とか、ヴァイル帝国でのヤン戦(だったはず)とか、気付いたら雑魚敵が追加されているという初見殺しが多く、結局一番難易度の低いEARTHモードでストーリーを進めてクリアしてしまいました。
歴代シリーズと比較して戦闘バランスは整っていたと思うのですが、ストーリー中の全滅回数は群を抜いて本作がダントツで多かったです。
レミントン戦も全然ダメージが通らず負けイベントかと思って潔く全滅したらそのままゲームオーバーになりましたし…。
記憶が正しければ、ダメージが通らないことに対する補足が一切なかったはずで、これはたまげました。
UI
これについてはいろいろと言われているようですが、やはり操作性は悪かったです。
個人的に一番気になっていたのは、スキルアップを1回するごとにいちいち挙動が止まることです。
これがかなり面倒で手間がかかることもあり、都度スキルアップするというよりどこかのタイミングで10分くらい時間を取ってまとめてスキルアップすることがほとんどでした。
あとメニューの操作も挙動が重かったり、見づらかったりするのでここは次作では何とかしてほしいなと思います。重いのはPS4でプレイしていることもあるかもしれませんが。
まとめ
スターオーシャン5からは6年ぶりに、スターオーシャンアナムネシスのサービス終了から約1年半後にリリースされたスターオーシャン6。
前作は賛否両論がありましたが、本作は肯定的な意見が多く、私も自信を持って勧めることが出来ます。
本作が神作かと言われるとちょっと怪しいですが、十分良作の領域に入りますね。
発売から1年が経過して、値段も落ち着いてきていますし、PS4、PS5、Steamと数多く展開している本作をぜひ遊んでみてください!