お気に入りのアルバム紹介#1【Dream Theater/Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory】

Dream Theater
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はじめに

『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』Dream Theaterが1999年に発売したアルバムです。

プログレッシブロック(メタル)の傑作と言われているアルバムで、今のところ僕が世界で一番好きなアルバムです。

飽き性なこともあって、アルバムを通して聴くことはそんなにないのですが、このアルバムは時間を確保して最初から最後まで通して聴くことが多いです。

アルバム紹介

2ndアルバム『Images And Words』に収録されている『Metropolis Pt.1』の続編であり、コンセプトアルバムです。

コンセプトアルバムとは、アルバム1枚を使って1つのテーマを表現するアルバムのことで、本作品もアルバムを通して1つの物語が展開されていきます。

「日ごろから悪夢に悩まされているニコラスという青年が、前世を巡ってその原因を探る物語」

このストーリーがアルバム中で展開されます。

僕がこのアルバムが好きな理由は、大きく以下の理由です。

  • 物語の展開が素晴らしい
  • アルバム全体の緩急がしっかりと整っているため、聴いていて飽きない(激しい展開やおとなしい展開が長く続かない)
  • 個々の楽曲のクオリティがとても高い
  • ロックやヘヴィメタルの激しさと、ピアノやコーラスをフィーチャーした幻想感、壮大さが極限のレベルで混ざり合ってる

また、本アルバム以降はヘヴィメタル要素がどんどん強くなっていき、速弾きなどの超絶テクニックを駆使する楽曲構成になっていきます。

テクニックという観点から見ても、絶妙なバランスで本作は整っていることも特筆するべきことだと思います。

ぜひ一度はアルバム全体を通して一気に聴いて欲しいのですが、全体を通すと70分くらいかかります。

そのため、アルバム中で特にハイライトとなるおすすめの曲を紹介します。

おすすめ曲

※アルバム中では先頭に「Scene〜」と付きますが、本項では省略します。

Overture 1928

インスト曲(ボーカルが入っていない楽器による演奏)です。

この楽曲はギターソロのメロディーが秀逸で、聴くたびに涙が出そうになります。
そして、これからのアルバムの導入にも当たる重要な曲です。

Dream Theaterの楽曲として見ても、彼らの音楽性を短く、分かりやすく凝縮しており、この楽曲が気に入ればDream Theaterの他のライトな方面の楽曲は割と気にいるのではないでしょうか?

ちなみにライブでは、観客がギターソロの部分などで拳を突き上げながら歓声を上げることが定番のようで、2017年の来日公演で僕も他の観客たちと共に拳を振り上げてライブを観た思い出があります。

Beyond This Life

この曲までは長くても6分ほどの曲が続いていて、Dream Theaterとしては短めな曲が続いていましたが、本曲を境に10分越えの曲も登場してきます。

ヘヴィなギターリフから始まり、ドラムのバスドラの連打とメタル要素が強めなイントロから始まりますが、ボーカルが入ると激しさを控えて怪しげな雰囲気に一転。

間奏においても次々と展開が変わっていき、ギターソロやキーボードが主体となったパートがありながらも、最終的には自然にボーカルが歌うサビに繋がる展開はDream Theaterらしさにあふれています。

The Dance of Eternity

Dream Theaterのインスト曲としては、代表作に数えられます。

Overture 1928が聴きやすいインストであるなら、こちらは分かりやすいメロディーがあまりなく、初心者向けとは言い難いかもしれません。
ただ、常に緊張感があり、全パート非常に高難易度な演奏が続く構成は見事で聴いていて飽きません。

2004年の武道館公演では、この曲を元にしてInstrumedleyを披露しました。

また、2010年のドラマーオーディションでも課題曲の一つとして取り上げられていて、バンドにとっても重要な曲であることが伺えます。

Spirit Carries On

アルバム終盤を飾る珠玉のバラード。

Dream Theaterのバラード代表曲は、おそらくこの曲か『Another Day』のどちらかになると思います。もちろん他にも素晴らしいバラードはたくさんありますが、知名度が高いのはこの2曲です。

ボーカルとピアノで静かに始まり、どんどん他の楽器が加わり、最後はゴスペルのような大合唱で終わりへ向かっていきます。

ギターソロも音色や構成が素晴らしく、必聴です。

まとめ

デビューしてから35年ほど経ち、常に最前線で活躍し続けるDream Theater。

プログレッシブ・ロックから多大な影響を受け、今もその音楽を続けている彼らが出したコンセプトアルバムはDream Theaterの歴史においても非常に重要な作品となっています。

ぜひこのアルバムを手に取って、聴いてみてほしいです!

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