曲を一言で表すと
90年代バラードソングの傑作
はじめに
Dream Theaterは85年から活動を続けているプログレッシブメタルバンドです。
お気に入りアルバムでも取り上げていますが、彼らの曲の中でものすごく気に入っている曲を紹介します!
曲の紹介
Another Dayは1992年に発売したアルバム『Images & Words』に収録された曲です。
Dream Theaterは1曲が10分を超えることが普通なのですが、この曲は5分くらいでの長さで、一般的なポップスの楽曲と同程度です。
曲中の展開も突然大きく変わるようなプログレらしさも、メタルの要素もほぼ入っていません。超王道のバラードソングです。
そのため、聴きづらいとかはないと思います。
何がいいと思ったのか?
楽曲のアレンジ。
歌詞のテーマは「癌を告知された男性について」です。
この男性とは作詞をしたギターのジョン・ペトルーシ氏の父親のことなのですが、このテーマを伝えるために施されたアレンジが非常に素晴らしいです。
それを歌い上げるボーカルのジェイムズ・ラブリエ氏のボーカルは、非常に高い音から低い音までを自由自在に行き来し、曲の世界観を余すことなく伝えています。
そして、最高潮に達したサビをしっかりと次のセクションまで繋ぐ素晴らしいギターソロ。
メロディアスであり、テクニカルであり、非常に緻密にまとめられていて、名演となっています。
まとめ
Dream Theaterはメタル系のバンドであり、どちらかというと激しかったり、暗い曲の方が多いです。
その中でも本作はストレートにバラードを表現した数少ない楽曲でもあります。
「プログレやメタルに興味がない…」という方でも、本楽曲はそれらの要素がかなり薄いため、聴きやすいです。
静かで感動的なバラードソングを聴きたい方はぜひ聴いてみて欲しいです!