一言でまとめると
幻想感とハードさを混ぜ合わせた巧妙なアレンジ
はじめに
音楽を聴く方でHYDEさんを知らない方はほとんどいないかと思います。
日本を代表するロックバンド『L’Arc-en-Ciel』のボーカリストで、カリスマ的人気を誇る日本を代表するアーティストです。
HYDEさんは20年ほどソロで活動をしていて、様々な楽曲を発表しています。
今回はHYDEさんが近年発表した楽曲のひとつを紹介します。
楽曲の紹介
今回の楽曲は、1993年にイギリスのロックバンド『Duran Duran』が1993年に発表した7枚目のオリジナルアルバム『Duran Duran』(バンド名を冠したアルバム)に収録された曲のカバーとなります。
HYDEさんによるカバー版は2019年に発表されました。
原曲は幻想的で浮遊感があるポップな曲です。
80年代にブレイクしたものの、人気が停滞しつつあったバンドの人気を取り戻すきっかけの1つになったようで、いま聴いてもものすごく良い曲だと思いますし、ヒットする要素が詰め込まれていると思います。
何がいいと思ったか?
原曲を大事にしつつ、HYDEさんの世界観を表現しているところ
原曲とカバーを聴き比べてみると、結構大胆なアレンジをしていることが分かるかと思います。
原曲にもディストーションのかかったギターはありますが、リバーブなどの空間系のエフェクターが強くかかっていて、そこまで激しい印象はありません。
また、コーラスが非常に特徴的です。
HYDEさんのカバーはこれらの要素を控え目にしてハードさを前面に出しています。
イントロからサビまではピアノやストリングスが主体となっていますが、以降はメタル風のギターとともに曲が進行していきます。ドラムも激しいですね。
原曲にあったコーラスも入ってはいますが、あまり目立たないようなミックスになっています。
原曲らしさがあまりないように感じますが、不思議と『Ordinalry World』の違う一面を表現しているような気がして、自然と耳に入ってきます。
まとめ
HYDEさんが2019年に発表した『DURAN DURAN』のカバー曲、『Ordinary World』。
原曲を大胆にアレンジしつつも、原曲の良さもしっかりと感じさせる素晴らしい作品となっています。
ちなみにネットにあったHYDEさんのインタビューを見るとDuran Duranだからカバーしたというわけでなく、「バラードをハードにアレンジする」というテーマが前提にあったため、たまたまDuran Duranの曲が選ばれたようです。
ここからHYDEさんの作品に入るのも良し、『DURAN DURAN』の他の曲を聴いてみるもの良いと思います!