お気に入りアーティスト紹介#13【Paul Gilbert】

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こんな音楽を聴きたい方におすすめ

  • 世界最高レベルのテクニックを持つギターを聴きたい方
  • メロディー重視のギターインスト、ボーカル曲を聴きたい方

はじめに

ポール・ギルバートさんはアメリカ人のギタリストです。

僕が音楽的に大きな影響を受けたギタリスト…特にギターにおいて、この方がいなかったら僕はギターを続けていなかったと断言出来るくらいの刺激を受けています。

当初はソロ活動のみを紹介しようと思ったのですが、ポールさんの多岐に渡る活動をソロだけで終わらせるのは勿体ないと思ったので、ソロ活動を中心に紹介しようと思います。

そんなポールさんの超絶技巧が聴けるこの曲を、最初に紹介したいと思います!

最初から最後までずっと超絶です

世界最高レベルの超絶ギター!日本でも注目を浴びたギターヒーロー!

Superheroesをお聴きいただけましたでしょうか?

全編に渡ってほぼずっと速弾きをしているようなギターなのですが、とにかくカッコいい!

この楽曲をはじめとした、すさまじい速弾きをきっかけにポールさんは注目を浴びました。

デビューアルバムの1曲目、当時ポールさんは20歳でした
Y.R.Oは「YNGWIE RIP OFF」の略で、当時すでに世界的ギタリストになっていたイングヴェイ氏の真似をしているという面白いタイトルになっています。

『Racer X』というバンドでデビューをした時は誰もが驚く超絶速弾きで注目を浴び、世界中で速弾きギタリストの代表格のように扱われました。

『Racer X』の後は『Mr. Big』というバンドに加入し、こちらで本格的にブレイクしました。

この2曲をお聴きいただければすぐに分かると思いますが、『Racer X』の頃と比べて音楽性が一転して、ポップで非常に聴きやすくなっています。

そもそも『Mr. Big』はポップスをやりたくて結成をしたバンドではなく、ブルースをルーツに置いた昔ながらのロックバンドを目指して活動していたのですが、上記2曲が大きなきっかけとなり世界的に売れることになります。

売れた要因は様々ですが、ポールさんの曲を活かすギターとポップな作曲能力は大きな要因の一つです。

Mr. Bigでも個々のミュージシャンのテクニックを駆使した超絶曲はあるのですが、Racer Xと比較して聴きやすいと思います
ブルースに近づけた楽曲も弾きこなします

聴きやすいメロディーが受けて、日本でも大ブレイクします。日本武道館で何回もライブをしたり、Mステに出演もしています。

『Mr. Big』である程度活動した後に、ソロで活動することになります。

多様化していく音楽性!常に進化を続けるギター!

ソロ活動においては、どちらかというとポールさんの音楽的ルーツである『The Beatles』を彷彿とさせるポップで聴きやすい楽曲を多数発表していました。

また、近年のソロ活動ではボーカルがない、ギターのインスト曲も多数発表しています。

オリジナルアルバムではなく、コンピレーションアルバムからの紹介となります。2010年に発売した『Fuzz Universe』というアルバムで1曲目に収録されていたバージョンと同一かと思います。

ここまでの楽曲を聴いていただいて、「思ったより速弾きばかりじゃなくない?」とか「速弾きギタリストだと思ってたけど、ポップで聴きやすい曲も多い!」と思っていただけたら非常に嬉しいです。

僕がこの記事で伝えたかったことは、ポールさんは速弾きだけのギタリストではないということです。

注目を浴びたきっかけが、

  • 他を寄せ付けない超絶速弾きだったこと
  • 上記の速弾きが、だれが見ても「すごい!」とわかるレベルだったこと

であったため、致し方ない部分もあるのですが、雑誌では速弾きギタリストとして紹介を受けることも少なくありませんでした。

しかし、ポールさんの最大の特徴は速弾きではなく、非常に聴きやすい曲を作る作曲能力とギターに対する飽くなき向上心だと僕は思います。

90年代ですでにギタリストとして世界的にブレイクを果たしていて、ギターヒーローと呼ばれることも多かったのですが、ポールさんはその状況に甘んじることなく、常にご自身のギターを追求し続けました。

特にギターインストアルバムを発売した2006年以降顕著になっていくのですが、アルバムを発表するごとにギターの表現方法が大きく変わっていきます。具体的に言うと、ギターをボーカルのように歌うにはどうすればよいのか?を追求していくことになります。

90年代のような、超絶速弾きにポップさを絶妙に混ぜ合わせた音楽性をずっと続けていても、一定の評価は得られたと思います。

しかし、ポールさんはそのポジションに居続けることはなく、ギターの可能性を常に模索しています。

「ミュージシャンは常に進化し続けなくてはいけない」

「同じことを繰り返さず、以前と違うことをやっている」

このようなことをよく聴きますが、これらを一番体現し続けているのがポールさんだと思っています。

ここまでギターを追求出来る方はそうそういないと思いますし、これから先もギターの可能性を模索し続けるはずです。

まとめ

速弾きだけでない、素晴らしいギターを奏でるポール・ギルバートさんはいかがでしたか?

ただ速く弾くだけのギタリストだったらここまで長く第一線で活躍は出来なかったと思います。

長年手を付けなかったアーミング奏法やスライド奏法も取り入れ、さらにギターを歌わせるポールさんは僕にとって最高のギターヒーローです。

ぜひ聴いてみてください!

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