お気に入りアーティスト紹介#20【Ill Considered】

アーティスト紹介
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こんな音楽を聴きたい方

  • サックスを中心としたグルーヴ感満載の楽曲を聴きたい方
  • 終始安定した演奏で落ち着いた気分になりたい方

はじめに

Ill Consideredはサックス、ベース、ドラムの3人組ジャズバンドです。

バンド名は一瞬なんて読むのか分からなくなりますが、イル・コンシダードと読みます。

Illの先頭一文字は「大文字のアイ」で、後ろ二文字は「小文字のエル」です。(僕も分かりませんでした…)

このバンドはグルーヴ感が抜群で、終始安心して聴いていられる音楽が特徴的です。

おすすめの楽曲を紹介します!

ベースとドラムが作るグルーヴ!重厚なサウンド!

大半の楽曲はサックス、ベース、ドラムで成り立っています。

曲によっては他の楽器が入ることもあるのですが、特にベースドラムが作り出すグルーヴがたまらないです。

激しいサウンドの上をベースとドラムが作り、サックスが吹き荒れます。

「演奏でグルーヴを作り出すこととは何なのだろうか?」
という疑問をお持ちの方は、このバンドの演奏を聴いてもらえると一発でわかるはずです。

楽曲はマイナー調で暗い雰囲気が多いのですが、グルーヴがあるためどれも爽快感があります。

ベースとドラムが作り出すグルーヴの上を、サックスがメロディーを奏でる。

Ill Consideredはこのスタイルでこれまで活動を続けてきたのですが、もう一つ大きな特徴があることに気が付きました。

それは、曲の途中で大きな場面転換がないことです。

落ち着いて聴ける!安定した演奏!

特にポップスに顕著ですが、楽曲は以下のような構成が多いです

  • サビで盛り上がる
  • 楽曲の途中で様々な楽器が前面に出たり、引っ込んだりする

聴き手を飽きさせないための様々な工夫です。

しかし、Ill Consideredの場合はこのような特徴がほとんどありません。
楽曲が始まってから最後まで、ひたすら演奏を続けてそのままさっと演奏が終了します。

僕がIll Consideredに非常に痛快なグルーヴを感じるのは、これが要因かなと思いました。

曲中でドラムだけの演奏になったり、ベースソロが始まると、その時点で楽曲の雰囲気が変わってしまいます。

これが良い、悪いという話ではなく、どうしてもそこでそれまでの演奏は少なからずリセットされてしまいます。

しかし、Ill Consideredの場合はほとんどの楽曲がベースとドラムが楽曲の土台を作り、サックスがメロディーを吹き荒れるという構成です。

そのため、この音楽性にも関わらず、意外と疲れている時に難なく聴ける部類の音楽ではないでしょうか。
少なくとも僕は、非常に疲れている時でもIll Consideredの楽曲がすっと耳に入ってきます。
Ill Consideredがこれを狙っているのかどうかは分かりませんが…。

僕はIll Consideredのこういう部分がとても好きです。

まとめ

終始安定した演奏で、リスナーをバンドの世界へ引き摺り込むIll Considered。

とてもジャズらしく、ずっと目を閉じて聴いていたくなります。

彼らの音楽をぜひ聴いてみてください!

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