2023年でB’zが活動を開始して35年となります。
20枚以上のオリジナルアルバム、20以上のライブツアー、1000回以上の単独公演をしているB’zが発表した曲は300曲以上あります。
この中にはライブでお馴染みの曲、時々演奏される曲、1回も演奏されていない曲…などさまざまなタイプのものがあります。
その中で今回はB’zが長年演奏していない曲をテーマにして記事を書きました。
B’zのライブでの演奏曲について
基本的にB’zはアルバムをリリースした後にライブツアーを敢行します。
そのツアー時点での最新の曲を数多く披露しますが、このライブツアーが終わってしまった後は演奏されないままとなってしまうことが多々あります。
『ultra soul』『イチブトゼンブ』といった超有名曲はほぼ毎ツアーで演奏されますが、特にアルバム曲はとても良い曲なのになかなかライブで演奏されない…ということが非常に多いです。シングル曲でさえ、10年以上演奏されないというケースが時々あります。
これはB’zに限らず活動歴が長くなるアーティストで避けられない問題なのですが…。
今回の記事では
- シングル曲
- かつては演奏頻度が高かった
- 演奏頻度が高くなりそうな要素があった
という観点から「もうそろそろ演奏されてもいいはず…」と思う曲を独断で5曲選んで紹介します。
一応、ブログという媒体であることを考えランキング形式で載せています。
数字が小さくなるほど、私の中での「演奏されてもいいはず」度が増していきます。
B’zファンの方はぜひ頭の中で「何があるだろう?」と考えてみてから読んでいただけると嬉しいです!
No.5
ALL-OUT ATTACK
2006年発売の15枚目のオリジナルアルバム『MONSTER』に収録。
アルバム曲としては珍しくMステで披露されています。
アルバム曲で地上波で披露された曲は『spirit loose』『Seventh Heaven』『Brotherhood』など数少なく、この曲以降に発表されたアルバム曲は地上波で披露されていないかもしれないです。
アルバムツアー終了後も翌年は演奏され、このまま時々演奏する曲枠に入るかと思いきや、これを最後にパッタリと演奏されなくなりました。そのため、記事公開時点で16年演奏されていないことになります。
非常にノリの良い曲でライブ向けの曲なのですが…。
『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』で演奏されるか…?と思いきや、この曲どころか『MONSTER』のアルバム曲は1曲も披露されませんでした。※シングル曲は演奏されました。
No.4
RING
2000年発売の30枚目のシングル表題曲。
2023年時点で、シングル曲の中で最も長く演奏されていない曲です。
『B’z LIVE-GYM Pleasure 2000 “juice”』でしか演奏されておらず、23年演奏されていません。
そもそもこの『RING』という曲はアルバム『ELEVEN』に収録されているのですが、シングル曲なのに収録されたアルバムのライブツアーで演奏されなかったという不遇の曲でもあります。(後述の『May』という曲も同様。良い曲なのに…)
この曲は2018年『B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』ツアー(以降、HINOTORIツアー)で再演奏されると予想していたのですが、見事に外れました。
- 2013年の『B’z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER』ツアーで『GOLD』(約12年ぶり)
- 2015年の『B’z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-』ツアーで『熱き鼓動の果て』(約13年ぶり)
- 2017年の『B’z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR”』ツアーで『FIREBALL』(約15年ぶり)
と、長年演奏されていなかったシングル曲が立て続けに演奏されていたためです。
HINOTORIツアー時点では『May』と『RING』が最も長く演奏されていないシングル曲でした。
このツアーはアリーナ・スタジアムクラスの会場の公演がメインだったのですが、曲のスケールが大きく壮大な曲は会場が大きいほど映えると考えたため、このツアーでは『RING』の方が演奏される可能性は高いのではないかと思っていました。
しかし、前述通りこのツアーで『RING』は演奏されず、2020年の『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day3』にて『May』の方が先に演奏されました。その結果、『RING』はシングル曲の中で一番長く演奏されていない曲となりました。
2023年はPleasureツアーがありますが、今回は演奏はないのではないか…と思っています。
今回のPleasureツアーは普段以上に人気のある曲を多めに演奏すると思っているためです。(詳細はまた別の記事に書きます)
シングル曲なのでいつか演奏される可能性は高いはずですが、それはいつになるのやら…。
No.3
銀の翼で翔べ
1999年発売の10枚目のオリジナルアルバム『Brotherhood』に収録。
アルバムツアー以降もたびたび演奏されていた本曲。
2023年時点ですでに10年間演奏されていません。
アルバム『Brotherhood』の収録曲は演奏されることが非常に多く、近年でも『ながい愛』や『F・E・A・R』が『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day3』で演奏されています。この日に『銀の翼で翔べ』も演奏されると思っていたのですが…。
何となくですが、この曲はいつか再演奏される日が来ると思います。(今年は再演奏はないかもしれませんが…)
No.2
MOVE
1996年発売の19枚目のシングル『ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜/MOVE』に収録。
初披露は『B’z LIVE-GYM ’96 “Spirit LOOSE”』ツアーで、この後も2003年ごろまでは3ツアーに1回くらいの頻度で演奏されていました。
以降は演奏頻度が少なくなりつつも、2008年『B’z LIVE-GYM 2008 ACTION』、2010年『B’z LIVE-GYM 2010 “Ain’t No Magic”』でも演奏されています。
しかしこのツアー以降は演奏されず、2023年で13年演奏されていない状態となっています。
2019年の『B’z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE-』で再演奏されそうな気がしていたのですが、毎度のことですが予想を外しました。
今年のPleasureツアーでは久しぶりに演奏されそうな気がしていますが果たして…?
ちなみに、もしもPleasureツアーで演奏された場合は、Pleasureツアーでの演奏は『B’z LIVE-GYM Pleasure 2000 juice』以来23年ぶりとなります。
No.1
JAP THE RIPPER
1994年発売の7枚目のオリジナルアルバム『The 7th Blues』に収録。
個人的に「何で演奏されないんだ?」と一番思う曲がこれです。
1993年の『B’z LIVE-GYM Pleasure ’93 “JAP THE RIPPER”』で未発表曲として披露されて以降、2001年の『B’z LIVE-GYM 2001 “ELEVEN”』まで高頻度で演奏されてきました。
しかし、このツアー以降一切演奏されていません。
『The 7th Blues』はライブで演奏される機会が非常に多いアルバムです。
つい最近だと『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day3』で『もうかりまっか』という曲が26年ぶりに演奏されています。
このライブでは他にも『おでかけしましょ』が2007年の『B’z SHOWCASE 2007 -B’z In Your Town-』以来13年ぶり、『闇の雨』が2013年の『B’z Special LIVE at EX THEATER ROPPONGI』以来7年ぶりに演奏されていて、『JAP THE RIPPER』より後に演奏された曲が『JAP THE RIPPER』より先に演奏されています。
『JAP THE RIPPER』を演奏しない理由が何かあるのではないか…
と勘繰ってしまいます。少し考えてみたのですが、
- 演奏の難易度
- ライブでの観客のノリの問題
- 稲葉さんの声
- 松本さんのギターの関係(この曲はアーミングを多用。アーミングはGibsonのギターでは使えない)
- タイトル名(JAPという過激さ)
が思い浮かんだのですが、どれも違いそうだなーと思います。
JAPというと日本人ですが、演奏されなくなった2002年以降は外国籍のサポートミュージシャンが増え始めた時期ではあります。
国籍はさすがに関係ないと思いますが…。
ライブでは稲葉さんのシャウト、ギターソロの稲葉さんと松本さんのパフォーマンスなど見どころが満載なので、いつかライブで聴いてみたいです。
まとめ
- ALL-OUT ATTACK
- RING
- 銀の翼で翔べ
- MOVE
- JAP THE RIPPER
B’zは長く演奏していない曲が多々ありますが、私はこの5曲は特に「何で演奏されないのだろう?」と強く思います。
ですが、B’zの二人は意図的に演奏しない曲を作っているわけではないはずです。
そもそも、活動歴が長くなると発表曲数も自然に増えますし、どうしても長年演奏しない曲は発生します。これは絶対避けられない問題のはずです。
また、インタビューではたびたび「ライト層が喜ぶ曲だけでなく、コアなファンも喜ぶ曲を演奏したい」ということに触れているようです。
実際のところ、B’zは他の活動歴が長いアーティストと比較して、ライブにおいてコアなファン向けの選曲はかなり多い方だと私は思います。
例えば、この記事中でもたびたび触れた『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』はWikipediaのページを見ると、どの曲が何年ぶりに演奏されたかどうかが事細かに書かれています。10年以上ぶりの演奏曲は少なくありません。
それでも、「こんなに良い曲があるのにまだ演奏されないのか…!」という気持ちもあり、今回の記事を書きました。
この5曲に限らず、長年演奏されていない曲、一度も演奏されていない曲がライブで披露されると良いなと思います!