2023年9月2日(土)に日産スタジアムで開催された『B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』のセットリストや感想をまとめます!
ネタバレ満載なので、まだ参加されていない方は要注意です!
セットリスト
01.LOVE PHANTOM
02.FIREBALL
B’zのLIVE-GYMにようこそ!
03.RUN
04.夜にふられても
05.恋心
MC
06.イチブトゼンブ
07.NATIVE DANCE
08.もう一度キスしたかった
09.Calling
10.太陽のKomachi Angel
11.LADY NAVIGATION
B’zの過去の曲紹介ムービー(後述)
12.BIG
ブルースセッション~サポートメンバー紹介
13.JAP THE RIPPER
14.YES YES YES
15.愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない
16.ultra soul~BAD COMMUNICATION~ultra soul
17.IT’S SHOWTIME!!
18.君の中で踊りたい 2023
19.兵、走る
※ここからアンコール
20.STARS
21.Pleasure 2023 〜人生の快楽〜
B’zの過去の曲紹介ムービー
※どの曲もサビ付近を流していました。
01.Easy Come, Easy Go!(PV)
02.マジェスティック(B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day4ラストの予告動画)
03.裸足の女神(B’z LIVE-GYM 2002 GREEN 〜GO★FIGHT★WIN〜)
04.Shower(PV)
05.C’mon(アルバム『C’mon』CM アコギ篇)
06.THE CIRCLE(PV)
07.Thinking of you(B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day3)
08.Survive(PV)
09.HOME(STAY HOME中のsession映像)
10.夢のような日々(PV)
各曲の感想など
ライブ開始まで
18:00開演予定でしたが、実際の開演は18:05でした。
すごく大きな会場でも、開演時間をそこまでずらさずに開催出来るのはすごいと思います。
18:00過ぎにアナウンスが流れてから、ステージのスクリーンに表示されていた『B’z 35周年のロゴ』の数字の「35」がカウントダウン形式で「34、33、32…」と減っていきました。
10秒前からSE付で大きくカウントダウンされ、0になったらオープニングムービーが開始。
これまでの歴史を振り返る映像でしたが、ここ5年間の『Highway X』『NEW LOVE』『Pleasure 2018 -HINOTORI-』のライブのロゴが結構強調されていた印象です。
LOVE PHANTOM
オープニングムービー終了からそのままLOVE PHANTOMのイントロが始まりました。
間奏の稲葉さんの語りの最後の女性の声はサポートベーシストの清さんが勤めていました。
これ以外はあまり大きなアレンジは無かったと思います。
FIREBALL
ドラムが叩き、ところどころギターが入る→CD通りのクリーントーンとワウを混ぜたようなリフ
という流れで曲に入りました。
リフに入るまで全然分からなくて、結構ドキドキしていました。
全然予想していなかったのでかなりビックリしました。
MC~B’zのLIVE-GYMにようこそ!
稲葉さんが「B’zの…」と言いますが、B’zのイントネーションが違うことを松本さんが正す
という流れでした。
RUN
この曲はこれまでのライブほぼすべて本編ラストかアンコールで演奏してきたので「この曲で今回のライブ終わるの?」と終始不安でした。(おそらく某バンドの影響)
演奏していた時はまだ夕焼けが見えていて、ステージから松本さんや稲葉さんの背中と会場、そして夕焼けが映っていたのがとてもきれいでした。
夜にふられても
本当に何の曲なのか全然分かりませんでした。
曲が分からなくて、どう楽しめば良いのか困惑するのはB’zのライブでは初体験。
2回目のサビの歌詞で「この曲では?」と推測が出来ました。
あとで調べたら、1989年の『OFF THE LOCK』の収録曲なのですね。
恋心
おなじみの振り付けを稲葉さんが少しずつ思い出すような素振りから始まりました。
2回目のAメロの「何かな」でサポートメンバーが全員停止し、演奏がストップする演出。
ドラムの青山さんが停止しながら目を寄せたりかなり頑張っていました。
演奏に戻るのがカウント無しでいきなり戻ったのがすごいと思いました。(たぶんこの曲だったはず)
イチブトゼンブ
曲前に「いろいろな曲をやるので楽しんでください」のようなMC。
1回目のサビまでバラードバージョンでの披露、サビ終了後にCDのイントロが始まり2回目のAメロへ…という『B’z LIVE-GYM 2010 “Ain’t No Magic”』と同じ演出でした。
NATIVE DANCE
曲前に清さんのベースソロ。これで何の曲が演奏されるのかすぐに分かりました。
もう一度キスしたかった
曲前にピアノソロ。
スクリーンの映像が都会の夜を映していたのが印象的でした。
Calling
曲前に稲葉さんのマイクなしでの観客とのコール&レスポンス。
日産スタジアムのステージから一番遠いところまで響いていたようでした。(観客が反応していたので)
スクリーンの映像はモノクロがメインとなっていたのが印象的。
アウトロのシャウトは控え目でした。
太陽のKomachi Angel
曲前にお馴染みのクラップ。
LADY NAVIGATION
たぶんこの曲でスクリーンに今現在の松本さんと稲葉さん(白髪入り)が下からどでかく映り込み、そのまま上の方へ段々移動していき、スクリーンの外に巨大人形が出てくるという演出がありました。
B’zの過去の曲紹介
選曲が謎でした 笑
『裸足の女神』とか『マジェスティック』などの知名度の高い曲は分かりますが、『Shower』とか『夢のような日々』が流れるとは..。
好きな曲ばかりで個人的には盛り上がっていましたが、「逆に考えるとここで出てきた映像は今回のライブでは演奏されないんだな」と冷静に分析する自分もいました 笑
BIG
めちゃびっくりした選曲その1
曲紹介が終わった後、ステージの上手側にバーのコーナーが作られていて、そこでMCをしました。
珍しく(?)松本さんが結構話していて、稲葉さんとのやり取りがありました。
MC後、演奏された本曲は「まさかこの大舞台でやるとは」と度肝を抜かれました。
もしも本ツアーが映像化されるのであれば、『LOOSE』のアルバム曲では2曲目の映像化となりますね。(1曲目は『夢見ヶ丘』)
『ザ・ルーズ』とか『drive to MY WORLD』を再演奏~映像化が先かなと勝手に予想していましたが。
あと稲葉さんは歴代のPleasureツアーのロゴを集めたオリジナルシャツを着ていました。
ブルースセッション~サポートメンバー紹介
ブルースのセッションにのせてサポートメンバーの紹介。
ギター YUKIHIDE “YT” TAKIYAMAさん
↓
ベース 清さん
↓
キーボード 川村ケンさん
↓
ドラム 青山英樹さん
という順番に稲葉さんが紹介していたかと思います。
紹介されたメンバーは8小節内でソロを演奏。
川村さんがタオルを振り回しながらキーボードを演奏していたので、「次の曲はギリギリchop?」とか思っていました。
あとスタジアムクラスの会場で超コテコテのブルースを演奏するのはB’zだけだなと思いました。
他にやりそうなアーティストいますかね…?
JAP THE RIPPER
めちゃびっくりした選曲その2
ブルースセッションが終わった後に松本さんの紹介をし、少しやり取りをしていました。
稲葉さん「今日の観客はどうですか?」
松本さん「スーパーマジェスティック!」
のようなものの他にも、長く活動を続けてこれたことへの感謝、そして今後も可能な限り曲を作りツアーをすることを話していました。
その後、センターに出てきて『JAP THE RIPPER』のリフを演奏。
稲葉さんは先述のPleasureツアーのシャツの『JAP THE RIPPER』のロゴを指さしているシーンがスクリーンに映し出されていました。
こちらの記事でも「何故演奏されないのか?」を書いていましたが、まさか本ツアーで再演奏されるとは思っていませんでしたのですごくビックリしました。
演奏は何となくですが、原曲よりBPMを若干落としてヘヴィさを出しているように感じました。
ギターソロ前の松本さんの稲葉さんを振り払うパフォーマンスも健在でした。
スクリーンも「JAP THE RIPPER」という文字を埋め尽くしつつ、メンバーを映す映像となっていて豪華でしたね。ただ、キーボードソロの時に川村さんが一切映っていなかったですが…。
あと、私は東ゲート側の2階席だったのですがこの曲を演奏している時の辺りの熱気がすごかったです。
YES YES YES
演奏前に稲葉さんが「みんなと歌いたいと思って書いた曲だったけれど、声出しが出来ないので叶わなかった。それがようやく出来るようになりました」というような想いを述べ、演奏が始まりました。
演奏中は稲葉さんがステージから降りて、観客席を外周しながら歌っていました。
愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない
プロジェクションマッピングで外壁を青く照らす演出の後に演奏。
ultra soul~BAD COMMUNICATION~ultra soul
「もっと盛り上がっていきましょう」という稲葉さんの掛け声からの演奏。
ツアー毎に違うアレンジをしていましたが、途中までは目立ったアレンジが無く「逆に普段通りなのかな?」と思っていたところ、2回目のサビが終わってギターソロ前の間奏に入ろうとしたときに突然『BAD COMMUNICATION』のイントロが始まり、そのまま歌へ突入しました。
これには一瞬何が始まったのか分からないくらい驚きました。
IT’S SHOWTIME!!
ちょっと意外だった選曲。2000年代の曲は今回少なかったですが、この曲を演奏するとは…。
何気にライブで聴いたのは初めてでした(無観客ライブでは聴けましたが)
ステージの炎の演出がすごく熱かったです。
君の中で踊りたい 2023
『IT’S SHOWTIME!!』の演奏終了から続いての演奏。
何となくこの曲で終わる雰囲気が漂っていたので「リアレンジされるだけでなく本編ラストを飾るとは」と勝手に思っていましたが、違いました 笑
「I WANNA DANCE」という歌詞がスクリーンに表示されたり、その他の歌詞もガンガン表示されてリリックビデオ風になっていました。
兵、走る
イントロのクリーントーン部分はカットで、その後のリフから演奏開始。
桜が吹き乱れるようなエフェクトを付けたスクリーンの映像が印象的でした。
前からある演出だったと思いますが、この曲にはこの演出がとても似合います。
演奏終了後に花火が打ちあがりました。
STARS
ここからアンコール。
アンコール待機中は観客席のあちこちでウェーブが起こっていました。
メンバーがステージに出てきてから、稲葉さんが今回のツアーの思いを語っていました。
演奏する曲が『STARS』であることを話し、観客全員とクラップ~合唱で演奏が始まりました。
最初のサビが終わった後に演奏をストップし、スマホのライトで観客席を照らして欲しいというアナウンスが稲葉さんからありました。
その前からパラパラとスマホのライトを照らす観客がいたのは、日産スタジアムの前にどこかの会場のライブに参加して演出を知っていたからですかね?
ライトに照らされた日産スタジアムはこの日で一番綺麗な演出で、ステージから観たら圧巻だったのだろうなと思います。
Pleasure 2023 〜人生の快楽〜
歌詞が変わる部分は聴き取れませんでしたが、「新しい」という言葉を使っていた気がします。
あとサビのドラムがツーバスをドコドコ踏んでいて、「これまでこんなアレンジだったっけ?」と疑問に思ったりしていました。
その他
セットリスト予想結果
セットリスト予想をしていましたが見事に外れました!!笑
1曲目が『LOVE PHANTOM』は前回のPleasureツアー『HINOTORI』の時に予想していて、外したんですよね…
詳細は別記事で9月25日週にまとめます。
選曲について
本項の結論を先に書くとライト層にもコア層にも配慮したバランスの良いセットリストだったと個人的には思いました。総合的には『HINOTORI』『ENDLESS SUMMER』よりバランスが取れているかも?
ライブ中は「90年代の曲多すぎない?」と思っていました(BIGの演奏前くらいまでは)。
後々調べたところ、結構日替わり曲があるようですが今回の公演は…
80年代:1曲(君の中で踊りたいを入れると実質2曲)
90年代:13曲(Pleasureを入れると実質14曲)
00年代:3曲
10年代:1曲
20年代:4曲(君の中で踊りたい、Pleasureを除くと実質2曲)
となっています。
「ここ最近のPleasureライブってこんな感じでは?」というとそこまでな気もするのですが、ライブ中も結構気になっていました。
ただ、この割合の多い90年代の曲もここ最近のPleasureツアーと趣向が違っていて、演奏曲をよく見ると「何十年ぶりに演奏する曲」とか「Pleasureツアーでしかほぼ演奏されていない人気曲」とかに絞られているんですよね。
90年代のB’zを代表する『LOVE PHANTOM』は外さずしっかりとライト層にも配慮しつつ、日替わり曲の『GUITAR KIDS RHAPSODY』とか『星降る夜に騒ごう』などのようなレア過ぎる曲も演奏していて、とてもバランスが良いとライブが終わった後は納得していました。
稲葉さんについて
来年で60歳になるのに、未だに全ての曲を原曲のキーで歌えていることに感動してしまいます。
その一方で100%昔通りではないのだなと思うところもあり、それが『Calling』のアウトロや『JAP THE RIPPER』全体でシャウトを控え目にしているところから感じました。
無理をして喉を壊して歌えなくなるよりも長く活動をしていただく方がもちろん嬉しいのですが…。
まとめ
過去数回のPleasureツアーと比較して、ライト層にもコア層にもバランスよく配慮したセットリストだと個人的に感じました。
10年代の曲が『兵、走る』だけなのはちょっと寂しいですが…。『有頂天』とか『Still Alive』はPleasureツアーで演奏しても違和感のない曲だと思うのですが、次回のPleasureに期待ですかね?
サポートメンバーの演奏も素晴らしいですし、松本さんと稲葉さんの演奏やパフォーマンスも60歳前後とは思えないくらい生き生きとしていて、これまでのB’zのライブのように見ている側も元気をもらえる温かいライブでした!