一言でまとめると
ギターの特殊奏法を終始使うサビ
はじめに
今回紹介するのは90年後半~00年前半くらいにかけてメジャーシーンで活躍したテクニカル系ロックバンドのSIAM SHADEです。
メンバー全員が非常に高い技術力を持っていて、どの楽曲も演奏難易度が高く、それでいて聴きやすさは失われていないという奇跡のようなバンドです。
今回は僕が非常に好きな楽曲を紹介します!
楽曲の紹介
2000年に発売した13枚目のシングル曲であり、オリジナルアルバム『SIAM SHADE Ⅵ』にもアルバムバージョンが収録されています。今回サンプルとして載せたものはシングル版となりますが、違いはイントロのみだと思います。(僕の耳ではそれ以外は同じように聴こえます)
この楽曲の特徴は何と言ってもサビのギターでしょう。
タッピングというギターの特殊な奏法があるのですが、これを終始使っています。
ギターにあまり詳しくない方でもサビの後ろで鳴っている、あまり聴きなれない音からタッピングがどのような音なのか分かるかと思います。
タッピングはギターソロで使われることが多いのですが、この曲においてはサビでタッピングが使われおり、違和感なく聴かせる構成となっているのは見事としか言えないです。
楽曲の魅力
メロディアスなボーカル
この楽曲は、他のサイトなどを見てもギターが取り上げられがちですが、やはりボーカルのメロディーが非常に良いです。
そもそも、曲のメロディーが良くないのであればここまでギターが取り上げられることは無かったと僕は思います。良いメロディーとボーカルあるからこそ、ギターがあそこまで暴れられるのでしょう。
BPM250と非常に早いテンポの中でしっかりと聴かせることが出来るメロディーが作られていて、それを見事に歌い上げるボーカルの栄喜さんが本当に素晴らしいです。
サビのみでなく、全編通して耳に残るメロディーがあり、そして歌詞もタイトル通りせつない感じがちりばめられていて、聴きごたえがあります。
まとめ
SIAM SHADEが2000年に発表した『せつなさよりも遠くへ』。
ギターのタッピング奏法に焦点が当てられがちですが、ボーカルのメロディーも完成度が高く、何度も聴きたくなります。
僕は高校生の時にこの曲を聴いて衝撃を受け、この曲のギターを2、3年くらい毎日練習していました。
そのくらいのめり込んでもまだまだ完璧には弾けないのですが…。
ボーカルとギターを支えるベースやドラムも安定感のある素晴らしい演奏をしていますので、楽曲の隅々までぜひ聴いてみてください!