一言でまとめるとどのようなジャンル?
歪んだギターでガンガン暴れる
はじめに
ハードロックは70年代から主流となったジャンルです。
ハードロックの元となったジャンルはブルースやサイケデリック・ロックなのですが、これらの音楽よりもハードロックは比較的身近な存在なのかなと個人的には思います。
僕の目から見た、ハードロックの特徴や象徴的なアーティストやバンドをこの記事で紹介していきます!
主な特徴
僕は以下のように捉えています。
- 歪んだギターでパワーコード(1度と5度)を書き鳴らす
- ボーカルは高音域で歌うことが多く、シャウトなどもすることがある
- ボーカル以外では大部分においてギターが主役。ギターソロがほぼ確実にある
- ドラムはシンバルなどを派手に叩く
- 曲調は特別暗いものはあまりない
ハードロックから派生したと考えられているグランジと共通点が多いですが、グランジと決定的に違う部分は明るいか否か、と僕は捉えています。
ハードロックはマイナーキーで作られた曲も多いですが、特に暗い曲は少ないと思います。
逆にグランジは明るい曲がほとんどありません。
代表的なアーティスト・バンド
※投稿主の主観のため、「あのアーティストがいない」とか「このバンドがいるのはおかしい」などがあるかもしれませんが、ご了承下さい。コメントなどで意見をもらえますと有り難いです!
Jimi Hendrix
主な在籍メンバー
Jimi Hendrix(Jimi Hendrix) 担当楽器:ギター、ボーカル
代表的な曲
執筆者の印象
ジミヘンことジミ・ヘンドリックスは代表的なロックギタリストです。
僕がギターを始めた時も「まずはジミヘンを聴くべき」と言われて(誰に言われたかは忘れたのですが)、真っ先に聴いた洋楽アーティストでもありました。
もう半世紀近く前のアーティストですが、この演奏を50年以上前にしていたのか…と常々思います。
生前に発表したオリジナルアルバムは3枚でしたが、わずか3枚でも音楽性の変化はあるように感じます。
特に3枚目の『Electric Ladyland』ではさまざまな楽器を取り入れ、ギターの持つ可能性を広げようとしていたのではないでしょうか。
ハードロック=派手で激しいギター
という定義だけでなく、ロックやギタリストは「常に変化を求め、進化し続けなくてはいけない」とジミヘンは定義したのかもしれないですね。
Led Zeppelin
主な在籍メンバー
Jimmy Page(ジミー・ペイジ) 担当楽器:ギター
Robert Plant(ロバート・プラント) 担当楽器:ボーカル
John Paul Jones(ジョン・ポール・ジョーンズ) 担当楽器:ベース
Jimmy Page(ジョン・ボーナム) 担当楽器:ドラム
代表的な曲
執筆者の印象
Led Zeppelinはハードロックというジャンルにおける、代表的なバンドです。
1970年代を中心に活動してきましたが、聴き返してみると、この時代に本当に色々な音楽に挑戦して、ハードロックの基礎を作ったんだなと痛感しました。
初期はブルースを主体としたストレートなロックでしたが、アルバムリリースを重ねるごとにそれまで培ってきたハードロックの技術を元に幅広い音楽を繰り広げています。
また、ロック系のバンドでかなり珍しく、メンバーチェンジがほぼないバンドでもあります。
ドラムのジョン・ボーナム氏が亡くなったことにより解散してしまいましたが、あのまま続いていたらどのような音楽を披露してくれたのだろう?と考えてしまいます。
Deep Purple
主な在籍メンバー
※著名な元メンバーが多すぎるため、現在在籍しているメンバーのみ記載します。
Ian Gillan(イアン・ギラン) 担当楽器:ボーカル
Steve Morse(スティーヴ・モーズ) 担当楽器:ギター
Roger Glover(ロジャー・グローヴァー) 担当楽器:ベース
Ian Paice(イアン・ペイス) 担当楽器:ドラム
Don Airey(ドン・エイリー) 担当楽器:キーボード
代表的な曲
執筆者の印象
Deep Purpleもハードロックの代表格です。
現在でこそメンバーは安定しているものの、入れ替わりはかなり激しいバンドだと思います。
この記事に記載していないメンバーでも世界的に有名な方がかなり多いです。
その中で代表的な方はギターのリッチー・ブラックモア氏とキーボードのジョン・ロード氏です。
僕がギタリストだからでしょうけれど、Deep Purple=リッチー・ブラックモアであったので、彼の在籍している期間しかこれまで聴いていなかったのですが、もうリッチー氏が在籍していない期間の方が長いくらい長期的な活動をしているんですね…。
音楽性は最初期のオリジナルアルバム2〜3枚目くらいまでを除いて極端な変化はないように思います。
初期のアルバムはキーボード主体のロックという感じでしたが、4枚目のオリジナルアルバムの『Deep Purple In Rock』で現在のスタイルに繋がるハードロックを披露。
ここからギターとキーボードが絡み合った、Deep Purple流ハードロックが長年に渡って展開されるようになりました。
ハードロックバンドとして認知されているDeep Purpleですが、初期のキーボードが主体の時代も僕は好きです。
Aerosmith
主な在籍メンバー
Steven Tyler(スティーヴン・タイラー) 担当楽器:ボーカル
Joe Perry(ジョー・ペリー) 担当楽器:ギター
Brad Whitford(ブラッド・ウィットフォード) 担当楽器:ギター
Tom Hamilton(トム・ハミルトン) 担当楽器:ベース
Joey Kramer(ジョーイ・クレイマー) 担当楽器:ドラム
代表的な曲
執筆者の印象
Aerosmithは昔から大好きなのですが、今回改めてほぼ全てのアルバムを聴きました。
昔から思ってたことですが、スティーヴン・タイラー氏の歌声がデビュー時と現在で違いすぎますね…。
他のアーティストも歳を重ねたり、経験を積むことで歌が上手くなることはありますが、スティーブン・タイラー氏の場合は、上手くなっているのはもちろん、別人かと思うレベルで歌声が異なっています。
個人的には『Get Your Wings』時点で、現在にちょっと近づいていて、『Draw the Line』では、もうほとんど現在の声となっていますね。
Aerosmithの音楽のルーツはブルースです。
特に初期はこれが顕著なのですが、それ以上に非常にメロディアスで聴きやすいです。
日本人好みのメロディーや曲調が特徴の一つであり、海外アーティストで初の4大ドームツアーを成功させていることから見ても、日本で大人気なのは間違いないです。
特に90年代以降の作品である『Get A Grip』や『Just Push Play』はかなり聴きやすい作品だと思いますので、洋楽初心者の方におすすめ出来ます。
まとめ
今回はハードロックの中でも長年活動をしていたり、ハードロックの始祖的存在を中心にご紹介しましたがいかがでしたか?
70年代から登場したハードロックは長年音楽の主流ジャンルのひとつであり、日本人にとっても耳に馴染んでいるジャンルかと思います。
1つや2つくらいの記事だと紹介しきれないくらい、さまざまなバンドやアーティストがいるこのジャンル。
僕も全てを聴いているわけではないのですが、今後も聴いていって紹介できればと思います!