お気に入りの曲紹介#13【L’Arc〜en〜Ciel/Dearest Love】

お気に入りの曲紹介
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一言でまとめると

タイトルからは想像が出来ない切ない曲

はじめに

今回は日本のロックバンド『L’Arc〜en〜Ciel』通称ラルク)の楽曲を取り上げます。

ラルクは結成30年を超えるバンドで、様々なヒットソングがあります。

ヒットソング以外にも数々の名曲があるのですが、本日取り上げる曲も、素晴らしい曲なのに取り上げられる機会が少ない曲です。

楽曲の紹介

1996年に発売された4枚目のアルバム『True』に収録されている楽曲です。
このアルバムはラルクの作品で初めて100万枚を売り上げています。

楽曲は7分弱という長さのバラードです。
歌詞は、一言でまとめてしまうと失恋について描かれていますが、ラルクの歌詞は複数の解釈が出来るような作風が施されているため、最終的な判断は聴いた人の感性に委ねられているようにも思います。

全体的にメロディーの音域が高く、アウトロでは並大抵では出せない超高音域によるファルセットが披露されています。

曲の長さや、曲調が明るくないことからライブでは演奏しづらかったためか、約20年ほど演奏されていない期間がありました。
ちなみに約20年ぶりに演奏されたライブでは「クリスマス」をテーマにして、ステージ上で様々な演出がされていました。実際のライブもクリスマス付近に行われています。
個人的にはクリスマスに直結するイメージはこの曲にはないのですが、クリスマスに関連する「冬」や「寒さ」といった要素はこの曲からは感じられます。

たぶんラルクのメンバーやスタッフもそう思って、久々にライブで披露したのではないでしょうか。

何がいいと思ったのか?

タイトルと曲のギャップ。

この曲に限ったことではないのですが、ラルクは明るい言葉に対して暗い印象を持つ作品を発表することがちょくちょく見られます。

『Dearest Love』という言葉はすごく素敵で前向きな印象を持ちますが、実際の曲は儚さなどを描く、幻想的な曲です。

明るい言葉を使って、明るい曲を作ることは難しくありませんが、明るい言葉を使って、暗い曲を作るのは難しいです。

ラルクはそのようなことがなく、言葉の印象も巧みに使って、曲を発表していると思います。

余談ですが、本曲が収録されているアルバム『True』の次回作『HEART』も、この言葉だけだと明るい作品に聴こえるかもしれませんが、ジャケ写も含めて暗く、重い印象がある作品です。
ですが、不思議なことに聴きやすいんですよね。

まとめ

ラルクが1996年に発表した長尺のバラードソング『Dearest Love』。

ライブで披露される回数も多くはなく、発表されたのももう25年ほど前になってしまったので、あまり認知度は高くないのかもしれません。

ラルクの名バラードには、『あなた』や『Pieces』が真っ先に上がることが多いかと思うのですが、Dearest Love』もここに含まれても良いと思っています。

そんなラルクのバラードソングをぜひ聴いてみて欲しいです!

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