2日目のB’z LIVE-GYM Pleasure ’97 -FIREBALL-のフルバージョンを某映画館で観たので感想などを書きます。
開催日
ライブビューイングは2023/3/12にありました。
ライブそのものは1997/3/23の東京ドーム公演の映像のようです。過去の映像作品『B’z LIVE-GYM Hidden Pleasure』の『FIREBALL』とほぼ同一の映像のように見えたためそう思いました。。
セットリスト
B’zの二人からメッセージ
01.FIREBALL
02.LOVE PHANTOM
MC – B’zのLIVE-GYMにようこそ!
03.Wonderful Opportunity
04.Easy Come, Easy Go!
05.BE THERE
MC
06.TONIGHT(Is The Night)
07.SNOW
08.TIME
稲葉さんによるティンパニ演奏~ベースの明石さんとのセッション?
09.NATIVE DANCE
10.ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~
MC(稲葉さんソロ)
11.風船(稲葉さんソロ)
松本さんのギターソロ
MC(松本さんソロ)
12.Nothin’ But The Blues(松本さんソロ)
松本さんSPさんと移動~タクシーで移動~ステージへ
13.Real Thing Shakes
MC
14.Do me ※CD版と異なる
15.GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-
16.BLOWIN’
17.ZERO
18.MOVE
観客席アンコール~稲葉さんと松本さんの楽屋裏映像
19.Calling ※CD版と異なる
20.BAD COMMUNICATION
MC(メンバー紹介)
21.RUN
感想
映像収録をしつつも、フルバージョンを26年も出さなかった理由が分からないくらい勢いのあるすさまじい熱気のライブでした。
何で表に出さなかったかの考察は別記事でやります。
本当は本記事でやるつもりでしたが、感想が長くなったので…笑
今回のライブビューイングに参加した理由
一番の理由は『ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~』と『MOVE』を聴きたかったからです。
だいぶ前に調べた時にこの2曲を同時に演奏しているライブだったような気がしたので。
セットリストは調べようと思えば出来ましたが、普段のライブの感覚に近いものを味わいたかったのであえて調べずに行きました。
1曲目が『FIREBALL』であること以外は流れは全然覚えていませんでしたが、好きな曲ばかりで本当に大満足でした。
余談ですが、前日のJAP THE RIPPERのライブビューイングに参加しなかった理由は、そもそも別件で予定があったからです。映画館のライブビューイングだけ再上映してほしい…。
演出
演出もかなり凝っていて、2人のインタビューでも触れていた通り当時の最先端だったCGを余すことなく使っていました。
もちろん今観ると時代を感じますが「どうすればライブを観に来てくれている人たちは満足するだろうか?」という追求は当時から当たり前のようにしていたのだなと思いました。
あの場にもしも自分がいたら次に演奏する曲ももちろん、どんな演出があるんだろう?とワクワクしていたはずです。
ちなみに一番面白かったのはアンコール時の映像で稲葉さんの半ケツが映ったことです。
演出とはちょっと違うかもしれませんが、恒例の「B’zのLIVE-GYMにようこそ!」は今回は稲葉さんのシャウトを交えたものだった気がします。ここで聴けるのは贅沢だなと思いました。
会場の雰囲気
女性の「稲葉さーん!」という歓声が常に聴こえていました。
あとどこかで「こうしー!」って声もありました。
ときどき「いなばっち」という声も聴こえましたね。たまごっちが流行っていたから?
意外だったのが、サポートベースの明石さんに対してもかなり歓声があったことです。
メンバー紹介はもちろん、稲葉さんのティンパニ演奏で明石さんが前に出てきた時もありました。曲間でもあったような。
明石さんがB’zの活動の中でものすごく重要な人物であることはもちろん知っていましたが、ファンからの人気も相当高かったことは知りませんでした…。そりゃあ歌詞にも出てきますよね。
アンコール時にウェーブが発生したり、かなり一体感があるように見えました。
そもそも、当時はB’z PARTYまたは電話によるチケット争奪戦だったはずで(間違ってたらすみません)、その激戦を勝ち抜いた猛者たちによるライブだったというのもあるのかな?と思います。
セットリストについて
当時発表していた楽曲の中からだと、かなり攻めた選曲だったのではないでしょうか?
『恋心』や『OH! GIRL』がないこともそうですが、Pleasureツアーなのに『Pleasure ’97』を演奏しなかったことに驚きました。
ミリオンヒットした『ねがい』や『love me, I love you』がないことも意外だと思ったのですが、この2曲は『B’z LIVE-GYM Pleasure ’95 “BUZZ!!”』で演奏されていたのですね。
未発表曲を2曲も演奏したのは、1つ前のPleasureで『LOVE PHANTOM』を未発表曲として公開して、インパクトがあったからですかね?
特に印象的だった曲
風船
B’zの曲ではないのですが、この曲が今回一番おおっ!となった曲でした。
演奏直前の稲葉さんの「6畳の狭い空間で聴くような感じで」みたいなMCも相まって印象に残りました。記事を書きながらめちゃくちゃ聴いています。原曲とアレンジが違ったんですね。
語りかけるような優しい歌を50000人近くの前で堂々と歌う稲葉さんの姿に心を奪われた4分くらいでした。
TAKのギターソロ
ポール、ザック、スラッシュ、エディーなど…僕が学生の頃から雑誌で見てきた世界的なギターヒーローの姿とダブって見えました。『TIME』のアウトロもそうでしたが、堂々とした弾きっぷりは言葉に出せないくらい素晴らしかったです。
Real Thing Shakes
原曲の音階で全て歌い切ったところにビビりました。
他のライブだとどこかしらでオクターブ下になるような気がしていたのですが…。
迫力もあり、この曲のライブ映像は本ツアーのものがベストアクトだと思いました。
しかもあちこち動き回りながら歌い切る当時の稲葉さんは化け物ですね。
Do me
原曲版がとても好きなのですが、それとは全く別物でした。
曲が始まる前の稲葉さんのMCの「日本語にすると して、して」っていう狙った発言もそうですし、歌詞もかなりエロを全面に出したものとなっていました。
原曲もアウトロで稲葉さんがシャウトをしてそのまま終了となりますが、このライブでは2回目のBメロのラストがシャウトでそのままサビに繋がったり、アウトロはギターとの掛け合いがあったりしました。
MOVE
本編ラスト曲。
「会場を動き回りながら歌う」という観点ならこの曲が凄まじかったです。
ステージの端から端まで移動しながら歌い切った稲葉さんの驚異的な体力に唖然としました。
流石に息切れはしているように感じましたが、このようなことができるアーティストは他になかなかいないと思います。
CD版にあった演奏終了後のシャウトがなかったのがちょっと残念ですが、他の部分で十二分に堪能したので「本当に強いてあげるなら」くらいのものです。
まとめ
1997年に開催したB’zのPleasureツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure ’97 “FIREBALL”』。
一部の曲は映像化されているものの、フルバージョンが世に出たのは今回が初めてでした。
映像作品化されているものであれば、トップ3に入るくらい好きかも…。
正式なライブBDとかが世に出たらいいなーと思っています!