ニュース考察#2【Miles】~「音楽を聴く」ことが価値になる時代は来るか?

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はじめに

本日取り上げるニュースも、僕が最初に見たときは衝撃を受けました。

インターネット技術が進歩したことなどにより、家にいるだけでも生活が完結してしまうような仕組みが出来上がりつつありますが、何かしらの理由(遊びや通勤など)でどこかに出かけることはあると思います。

この「移動」が価値となる時代がすでに来ています。

「移動」が価値になるとは?

スマートフォン向けのアプリ「Miles」が移動を価値のあるものにしています。

具体的には移動するだけでマイルがもらえます。

マイルはクーポンなどに使用出来ます。

移動とは、普段特に気にせずに行っている、以下のようなものを指します。

  • 最近話題になっている場所に行くために電車に乗ること
  • 実家に帰るために飛行機に乗ること
  • 健康のためにランニングをすること

このような移動をするだけでマイルがもらえ、お得な買い物が出来ます。

生きていく上で当たり前だと思っていた行為をすることが価値になるなんて、すごい時代になったなと驚嘆してしまいました。

どのような仕組み?

アプリをスマートフォンに入れるだけで使用出来ます。

GPSにより測定された移動距離で、マイルが自動付与されるようで、いちいちアプリを起動しなくても良いのは非常に便利ですね。

また、Milesの特徴は移動手段によってもらえるマイルが変動することです。

一番マイルをもらえる手段が徒歩で、その次が自転車、次が自動車やバス・・・となっており、エコな移動手段ほど高いマイルがもらえるようなので、環境にも優しいですね。

Milesの運営の仕組み(ビジネスモデル)が気になったのですが、アプリで使用出来るクーポンの提携先企業から手数料を得る成果報酬型のようです。こちらの記事に記載がありました。

Milesと類似したアプリがどんどんリリースされているようで、この系統のアプリがもっと日常的に定着をすることで世の中にもっと大きな影響を与えそうです。

「移動手段がエコなものほど高いマイルをもらえる」という仕組みであることから、もっと皆さんが環境や自身の健康を意識するようになったりしそうです。

また、GPSを使用する仕組みであるため、例えば「アーティストがMilesとコラボして、ライブを行う特定の会場付近を歩くことでマイルを付与」のようなことも可能かもしれません。

音楽に関連して考えてみる

「移動することが価値になる」ことを音楽的に考えると「音楽を聴くことが価値になる」かなと僕は思いました。

「音楽を聴く」ことが価値になる時代は来る?

よりストレートに言うと、音楽を聴くだけで何か報酬がもらえるのだろうか?ということになるのですが、僕はこれは可能性があると思います。

最初は「そんなのあるわけがないじゃん」で一蹴していたのですが、そこで終わらずに音楽を聴くことでどのような情報が得られるか?から考えていきました。

ユーザーが聴いた音楽関連の情報を提供する仕組み?

例えばですが、音楽を聴くことで以下の情報を得られるような仕組みを作ったとします。

  • どのアーティストの何の曲を聴いたか?
  • ユーザーの情報(性別、年齢層など)
  • どこで聴いたか?
  • 何時に聴いたか?
  • どのくらい聴いたか?(最初から最後までか?途中でスキップをしたか?)

一番最初の情報は、既存の音楽ストリーミングサービスでもあるような気はするのですが、以降の情報を収集することにより、どこの誰がいつ何をどのくらい聴くかが収集出来ます。

集めた情報は様々な用途

この情報の用途は色々とある気がします。

  • この場面ではこのような曲やアーティストを聴きたいのか。
  • この曲はここの部分はスキップされることが多いのか。
  • この年齢層のユーザーはこの楽曲が好きなのか。

などです。

Milesの仕組みを転用すれば、例えば車に乗っている時は何の曲を聴くのか?とか飛行機に乗っている時はどのアーティストを聴くのか?なども分かるかもしれません。

アーティスト側はこの情報を提供してもらい、今後作成する楽曲の参考にすることも可能になるかも…?

実現可否は分かりませんが、このようなことを妄想してみました。

ただ、個人情報に厳しい時代なので、事前に同意してもらうことを前提としても難しいのかなとは思っています…。

まとめ

「歩く」「走る」「車を運転する」

これらの行為をするだけでクーポンをもらえ、普段の生活の手助けをしてもらえる機能がすでに世の中に存在します。

この機能を使った応用方法もいろいろと考えられそうで、今後の生活にも影響してきそうです。

どのような進化をたどるのか、目を離せないです!

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